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玉ボケ写真

私が山野草の写真を撮るのは、山野草が好きであることは言うまでもない。

山野草の写真を撮りだした初期のころは、ただ開花した花をはっきり写すことであった。毎年同じ花を撮っても変わり映えしない写真で、次に考えたのは図鑑的な写真なのか、他の人が見て『いいね~』と言われる写真なのか・・・・
自分でも分からないままに、可愛い花・きれいな花・珍しい花を求めて野草散策を続けていた。

これではいけないと考えていたとき、ホテイランの保護活動にボランティア参加する機会があり、この素敵な森の妖精を少しでも多くの人に知ってもらい、これらの希少植物を後世に残すことに役立てることの一助になればとの想いをこめてブログを始めた。

ブログを始めていまさらながら自分の写真の情けないこと・・・。
しかし今までスナップ写真・記念撮影しかしたことのない自分は、講習を受けたこともなくカメラ知識も撮影技術もない。

でも、乏しい感性ながら自分のイメージを表現したい、山野草のある風景写真を撮りたい、そんなことを考えながらの山野草散策であった。

そんなことを考えていたとき、偶然に出来た玉ボケ(八角形であったが)
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何故だろうと考えたことから始まった光を意識した玉ボケ写真である。
それ以降、意識的に玉ボケにチャレンジした。

昨年春以降は光と影、水(池・川・湖・海・雨・水滴・霧)などを意識するようにしているが思うようにはならない・・・

皆さんはこんなことはすでにご存じでしょうが、
私の記録として本で読んだり試行錯誤の結果をまとめてみた。
綺麗な玉ボケを作るには、光を正面から受けるのが大事であるが、なんでもかんでも太陽の光をファインダーに取り入れれば良いというものではない。
基本的には弱い光を使い直射日光は避ける。直射日光だと強すぎて玉ボケどころか、白飛びしてしまう。中間に木や葉を挟んで光を分散させる。
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また、背景に太陽が無くても玉ボケはできる。日中の強い光の場合反射光を使う。
反射光は例えば水面に反射しているなどといったものになる。
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↑↓ともに小さな水路の水をバックに
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朝露や霧などの水滴を利用することも
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玉ボケ写真_d0168292_1512333.jpg

もっと弱い、草や葉に反射した光、草や葉も日光を反射して少なからず光がある。それを見逃さない事が重要。
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他には明るい花の色を玉ボケにする事もできる、花を使う場合は光では無いので多少玉ボケが弱い。

               続きは また あした・・・
by katsu-makalu | 2011-01-16 15:15