2010年 07月 31日 ( 1 )

シカによる食害はNPO法人・日本高山植物保護協会でも、以前
から問題として取り上げている。
「第2回大井川源流 南アルプス100人会議」が今年も行われた。
http://www.jafpa.gr.jp/modules/information/article.php?storyid=43


そんな折 信濃毎日新聞で表記の記事を見つけた。

八ケ岳を代表する高山植物のコマクサやクロユリなどがニホンジカの食害に遭っている問題で、中部森林管理局(長野市)が「八ケ岳の高山帯におけるシカ被害調査」報告書のなかで、食害や踏み荒らしなどが標高2800メートル以上に及ぶとしている。
同局は「当初想定していたよりも被害は深刻。対策について早急な検討が必要」と訴えている。

 事前の調査でシカ食害が認められたため、昨年7~10月に初めて本格的な植生調査を実施した。麦草峠(2127メートル)から権現岳(2715メートル)に至る稜線(りょうせん)や、稜線に至る登山道などを11回に分けて歩き、被害分布図などを作成した。

 報告書によると、食害はシカが入り込めない高山の岩場を除くほぼ全域で確認され、高い場所では阿弥陀岳(2805メートル)山頂や横岳(2829メートル)周辺に及んだ。確認した植物365種のうち、ほぼ半数の182種が食べられるなどしていた。

 目立ったのは、麦草峠周辺の草地、黒百合平の湿原、横岳の「台座の頭」周辺、横岳北西の沢筋や美濃戸中山(2387メートル)南の沢筋など。台座の頭はコマクサの踏み荒らしがひどく、黒百合平はクロユリが食害を受けて開花の跡が見られず、ともに最も深刻な「被害ランクA」とした。

 環境省や県版のレッドリストで絶滅危惧種、準絶滅危惧種に指定されている八ケ岳の「希少種」50種でも、17種の被害を確認した。台座の頭などで見られる八ケ岳の固有種ヤツガタケキスミレや、八ケ岳と北アルプスの白馬岳、北海道でしか見られないとされるウルップソウなども葉や茎の先端が食べられたり、踏み荒らされたりしていた。

 10年前の調査で同局が確認していたキバナノアツモリソウ(環境省、県版ともに絶滅危惧1B類)とタカネアオチドリ(県版の絶滅危惧1A類)は「シカの食害に伴い絶滅した可能性が高い」とした。

詳細は中部森林管理局のHPで
ここには南アルプスのシカ被害についてもあります。
http://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/kankyou/100607.html

山野草を愛する私たちにできることは
保護活動に携わる地元の方・行政など関係者に敬意と感謝の念を示し、
野にあるものは野にあるままに 撮影での踏み荒らしのない様に
心がけることである。
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by katsu-makalu | 2010-07-31 00:02 | Comments(2)