2010年 07月 22日 ( 1 )

   登山案内

     この山の特徴は第一に花の多さで350種近くの花が存在する。第二に雪渓
     である。日本三大雪渓のうちでもっとも長く標高差もある。氷河遺物として日
     本の氷河の存在をはじめて主張されたのもここである。

     猿倉山荘の脇から樹林の中を進み暫くすると林道に出る。鑓温泉に向かう入
     り口を過ぎ、大きな角材を渡した沢を渡り御殿場と呼ばれる地点で林道は終
     了。ここから登山道に変り、小さな沢を渡るとすぐ白馬尻の小屋が見えてくる。

     早い時期・雪の多い年はここから雪渓になり雪の上を歩くが、夏になると雪も
     この辺りはなく、樹林のほうに歩を進める。しばらく上るとケルンのある少し開
     けた所に出る。ここでアイゼンを装着し雪渓の上に出る。
     雪渓の上は紅がまかれルートが示されている。。ここは落石が多く、雪の上は
     音がしないので十分な注意が必要だ。休憩の時も、上を向き落石に気を配る。
     (本当は雪渓上では休憩をしないほうがよい。落石事故を防ぐためにも)雪渓
     上にある石すべてが落石である。

     大雪渓の終了点は葱平である。この先コースの両側に可憐な高山植物が見ら
     れる。途中小雪渓をトラバースする。これを抜けるとお花畑になる。高山植物は
     より種類も数も増す。避難小屋があり、そのすぐ先に涌水場所があり、のどを
     潤すことも出来る。やがて村営宿舎が見えその先で稜線に出る。

     少し目を上に上げると、白馬山荘が横に広がる。大きな山小屋である。その間を
     抜けてゆく。右の宿舎が長野県で左の宿舎が富山県になる。暫く上ると白馬岳
     の山頂である。稜線の右と左で斜度が大きく異なり、典型的な非対称山稜の様
     相を呈している。

テガタチドリ(手形千鳥)
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ホソバノキソチドリ(細葉の木曽千鳥)  初見の花
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ラショウモンカズラ(羅生門葛)
 ここで見るとは意外な感じがした・・・
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ここまで歩き始めて6時間、このペースでは目的の花まで少なくとも
あと2時間はかかりそう・・・未練はあるが来年の楽しみに残して・・・
白馬山荘で泊る新潟から来たというご夫婦とは、歩き初めから相前
後しながら来たがここで分かれ、諦めて下山することにする。

オオカサモチ(大傘持)  初見の花
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ムシトリスミレ(虫取菫) 初見の花
 氷河期の残存植物ムシトリスミレ、花がスミレに似ており、食虫植物
 である。
 ロゼット状の根生葉の縁(へり)は内側に巻き、表面に粘液を分泌す
 る短い腺毛を密布
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テングクワガタ(天狗鍬形) 初見の花
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シラネアオイ(白根葵)
 大雪渓末端の杓子側斜面でコンデジを構える人が数株を見つける
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オオバキスミレ (大葉黄菫)
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ニリンソウ(二輪草)
 満開の群生のなかにこんなのを見つけた。
 天生湿原にミドリニリンソウがあると聞くが・・・
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オニシモツケ(鬼下野) ?
 林道に戻って真夏を感じながら・・・
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ネバリノギラン (粘り芒蘭)
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ミヤマホツツジ(深山穂躑躅) 初見の花
 カールした花弁とそっくりかえったシベが可愛い
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ツルアジサイ(蔓紫陽花)
 後ろの谷は山スキーの金山沢か(?)
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チョウ
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猿倉荘でカキ氷を食べて終わった。

白馬山頂往復の最短コースとして大雪渓を選択しピッケル・アイゼンを用意した。
登りは4本詰めアイゼンを利用してもツルツル滑っている登山者を横目に、キック
ステップで何ら問題はなかった(アイゼン不使用)。
下りの斜度のあるところはピッケルを使ってグリセード、ピッケル持参の人は誰も
いなかったが時間短縮に有効であった。
次回は山上で一泊して大雪渓~白馬岳~白馬大池~栂池を予定しよう。

民芸食事処「ふくらい家」
 白馬・安曇野方面へ行った時はいつもここで食事をとる。
 豊科IC~大町間はちひろ美術館などの安曇野巡りをしない限り、高瀬川沿いの
 オリンピック道路を走ることになるが、オリンピック道路から5分ほどのR147沿
 いである。
 馬刺し・信州サーモンなどがあるが、私のお気に入りはワサビ醤油で食べる
 とんかつと春先の山菜天ぷらである。
    http://www.fukuraiya.co.jp/
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                              今日も厳しい暑さ
                              名古屋38℃ 多治見39.4℃
                              全国10位までを東海地方が占めた 
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by katsu-makalu | 2010-07-22 17:39 | Comments(0)