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2010年 06月 28日 ( 1 )

先日の保護活動の折、宿泊した山小屋に故・長谷川恒夫の写真が飾ってあった。
思い出して「長谷川恒夫 虚空の登攀者」佐瀬稔著を読み返してみた。そのあとが
きに著者のメスナーへのインタビューで、メスナーが生と死について語ったことが
書かれている。
 
『生と死について私は三つのことを考えています。まず第一に、死の危険のない
所には私は行かない。第二に、行ったら必ず死んでしまう、生き残れるのは偶然
しかない、そういう場所にも行かない。たしかに死の危険はあるけれども、生き残
れる可能性のある場所にだけ行く。そこで、あり得るかもしれない死に直面したと
き耐える、対抗して生きていく、ということです。多分、私は誰よりも生きるのが好
きな人間だろうと思います。死に直面したとき、生が非常に凝縮された形で味わ
えるのです。
 死は生の一部分だと思います。死が全体を支配している。死があるからこそ生
きていられる。だから、小市民が好むような生き方はしたくない。一度しか生きら
れないのだから、自分の好きなことを貫きたい。アルピニズムは、スポーツの埒
外にあります。自分を表現するという意味で、むしろ芸術に近い・・・・』

 ※長谷川 恒男(1947~ 1991)は、日本の登山家。日本アルパインガイド協会
  専務理事を務めた。ヨーロッパアルプスの3大北壁の冬期単独初登攀の成功
  は世界初。 1991年、パキスタンのウルタルⅡ峰で雪崩に巻き込まれ遭難。
  1993年、東京都山岳連盟が日本山岳耐久レース(長谷川恒男カップ)を開催。
  毎年行われている。
 ※ラインホルト・メスナー
  エベレストをはじめ8000メートル級の14峰すべてを登頂した登山家。ほとんど
  を単独、無酸素で登攀(とうはん)

かって、岩・雪・氷を求めて現役で登攀活動をしていた頃は、これに近い考え方
で登っていた。結婚し、子供が生まれ、生活に追われて・・・。いま子どもが独立し、
山野草を求めての生活であるが、あと何年生きられるか分からない年になって考
えさせられる一文であった・・・・。

一昨年の今頃('08.6.28 大阪・長居植物園)
大阪へ出張した折 立ち寄ってみた
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by katsu-makalu | 2010-06-28 19:09 | Comments(0)