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今年見た野生ラン(7) ―ユウシュンラン―

環境省カテゴリ:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
36都道県でRED指定
    (愛知:絶滅危惧Ⅱ類、静岡:絶滅危惧Ⅰ類、三重・岐阜:なし)

名は植物学者の工藤祐舜の功績を称えてつけられたもの。
ギンランの変種でやや湿った腐葉土に生え小さい。
葉は上部の1個だけが大きく、その他は退化して鱗片状になる。
花は数個つき花被片相互に少し隙間があり距が顕著に前に突き出る。
個体数は少ない。

今までは奥三河で見ていたが、今年木曽谷の花を何度か見に行っている中で得た情報を頼りに、工事で通行止めになっている林道を1時間ほど歩いて探ったが見つからず、諦めて帰りかけたときガードレール下に見つけた一株である。
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ウィキペディアによると

根が太く発泡スチロールのように膨らんだ感じのものが多い。
根の細胞には菌類が共生して菌根を形成しており、ラン科独特の構造からラン菌根と呼ばれる。
また、ラン科植物の種子はほこりのように細かく、未成熟な胚のみで胚乳もなく、ほとんど貯蔵養分を持っていない。
自然下では発芽の際に菌類が共生して栄養を供給する。
さらに菌類への依存を強め、自分自身は光合成をせず、菌類にたよって生きる、腐生植物になっているものが、いくつもの群に見られる。





東山植物園は年間パスポートを利用して良く訪れている。
当然自生ではないが、仕事の空き時間の短時間ではあるが、息抜きには格好の場所である。
                                  '11.10.16 撮影
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by katsu-makalu | 2011-11-28 17:24