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熊野古道を歩く ’11.10.1

熊野古道を歩くバスハイキングがあることを知って、“熊野古道”“世界遺産”なる言葉に自分勝手のイメージをふくらませて、何の予備知識もないまま何か花でもあれば儲けものくらいの考えで参加してみた。

今回のコースは旧紀伊長島町の三浦漁港をスタートして、始神峠(はじかみとうげ)まで登り旧海山町の馬瀬地区までの6㎞ほど。
大台ケ原のほぼ東・直線距離にして10㎞ほどの所で、海岸に近く標高も200m弱と滝や渓谷・奇岩が多数点在する場所でもなかった。

三浦漁港をスタートしてほどなく発電所のグランドと公園がある。
そこから見る小さな入り江が三浦漁港である。
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季節外れのサクラが咲いていた
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発電所を横に見てJR紀勢本線(先日の台風で三重・奈良に大きな被害の出た場所はこの先)やR42の上へやや急な十二曲を登る。
登り切った所が始神峠でここからの景色は素晴らしい。
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峠からは当然のことながら下り一方
こんな林の中を
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整備された広い道で、緩やかな道は続く
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シダの緑が美しい
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下りきった所に砂防池だろうか雑木林の隙間から宮谷池に秋の空が写り込む
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この時期だから花らしい花もなく、考えて見れば私が知らないだけかもしれないが、この地域の植物に関してネット情報は少ない。

ハマアザミ
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十二曲の登りにはキッコウハグマ?と
ホトギスのみがあった
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広い古道脇の湿った所に同じ株なのに花弁が4枚と5枚のアケボノソウが
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花も実もないがイタビカズラと名札がついていた
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検索してみると
イチジクそっくりの実がなるとか
大きさはイチジクよりうんと小さい





アリドウシが木洩れ日に目についた
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再びホトトギス、これは何ホトトギス?
今日登りで見たのも反対側の集落で見たのも同じ形・・・
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熊野古道について
「紀伊山地の霊場と参詣道」として、「熊野三山」「吉野・大峯」「高野山」の3つの霊場と、これらを結ぶ「熊野参詣道(熊野古道)」など3つの参詣道が世界遺産に登録されている。(紀伊路は含まれていない)
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古くから「熊野」は、山岳修験の行場で、神話の舞台にも登場する重要な聖地である。
熊野三山とよばれた熊野本宮、速玉(はやたま)大社、那智(なち)大社は、それぞれが仏教の阿弥陀如来、薬師如来、千手観音が日本の神となって現れたとされている。阿弥陀如来は来世の往生、薬師如来は現世の利益、千手観音は仏法を信じる者を千本の手で救済する菩薩の中の菩薩。

熊野は
 朝霧が立ちこめるその山深い場所は、うっそうと苔生した多雨地域。
 おびただしく降る雨に浸食されて、滝や渓谷・奇岩が多数点在する。
 果てし無く続くのかと思える森を抜けた途端、いきなり黒潮の荒波がえぐる海岸が 
 現れる。
 温暖な気候と大量の雨が育む大森林と、潮流が巡る大洋には、多様な動植物が 
 生息。

「熊野」の自然に少し踏み入れば、誰もがそれを感じることが出来る
                                  と紹介されている。
by katsu-makalu | 2011-10-05 17:37